
隠語はどの世界にも存在しますが、これはパチンコでも同様で、普段からパチンコを打っていないとその本当の意味が分からない言葉が結構あります。
ここではそういったパチンコやパチスロでよく使われる隠語をいくつか紹介します。
目次
代表的なパチンコの隠語

等価・等価交換
これらは元は不動産業界用語で、現在住んでいる土地や建物を売却して新しい物件に移り住む場合に、実際には売却によってお金にすることなく、その価値に応じた物件と交換することを表す言葉です。
パチンコ業界では玉やコインを借りる際と、景品に交換する時の価値が一緒なことを表します。この等価交換では、1発を4円で借りて遊ぶ4円パチンコだと、1000発を交換した際に4000円相当の景品になります。ちなみに東京都や大阪府、北海道などではこの等価交換が禁止されています。
尚、お店側が等価交換などと交換率を表記することは禁止されています。
サメ・エビ・アンコウ
これはパチスロで使われる言葉で、パチンコ台で有名な”海物語”の図柄で4がサメ、5がエビ、6がアンコウなことから、設定4、5、6のことを表します。つまりは高設定だということです。
ですが、現在ではこのような設定を示唆する表現は一切禁止されてしまいました。
オスイチ
これは台に座った途端に当たることです。1回転で当たったことだけでなく、1000円だけで出たというような場合にも使います。「お座り一発」が語源です。
オハセン
その逆とも言える言葉で、朝から1000回転以上ずっと当たらないことを表します。「おはようから1000回転のハマり」がその語源です。
ベタピン
元々はゴルフ用語で、ピンにピッタリと付けるナイスショットのことですが、パチスロ用語としては「全て設定1」を表します。実際にはそこまで酷いお店も無いとは思いますが、全く出ていないお店のことをこう呼ぶことがあります。これではとても打てたものではありません。
ゴト・ゴト師
不法な手段によって玉やコインを出すこと、そのようなことをする人のことを表します。これは「仕事」のアナグラムのようです。どこが仕事なのやら。
比較的マイナーな隠語

本日の降水確率
これも現在では禁止されていますが、パチスロの設定についての店内アナウンスで使われていました。これが30%だと、今日は10台に3台は高設定を入れているという意味になります。
裏曜日
パチンコ店の店長クラスが使う言葉で、業者への各種の支払い日や、従業員への給与の支払日のことを表します。このような日は出玉を絞ると相場が決まっているです。
お客さん側からも「今日は裏曜日だから出ないだろう」などと使うことがあります。
パチンコの隠語が有名になると…

”サメ・エビ・アンコウ”や”降水確率”など、その意味が知れ渡ってしまった為に使うことを禁止されてしまった言葉もあるので、隠語があまり有名になってしまったのも考えものだと言えるでしょう。
また、隠語までは言いませんが、”海物語”を知っている人には”海”だけでそれが分かるので、「今日は海に行く」という表現で、”今日は海物語を打ちにパチンコ店に行く”ということを表すなど、お客さんの間だけで使われている言葉も多くあります。
こういった言葉を覚えていくと面白いかも知れません。
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